NAIKEN.のこぼれ色


by 9-romitsu
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0926小さな夜の音楽会について:回想

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過日に閉会した個展「Brand New Fruit」では、

初の試みとして、会期中に演奏会を開催しました。

とても素敵な一夜となり、個展会期中の大きなハイライトとなりました。

ご協力いただいた皆様に感謝を込めて

そのことについて書き残しておきたいと思います。

すこし長いですが、お付き合いいただければ幸いです。

以前の記事にも書きましたが、

今回、演奏をしてくださった「左ききのゴーシュ」こと青月泰山さんとは

数年前からのお付き合いで、光栄なことに

青月さんのスタジオに飾る絵のオーダーも頂いたことがあります。

《セロの方舟》という作品で、青月さんの音楽をイメージして

モチーフと色を吟味しながら制作させていただきました。

とても印象に残っている作品です。

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青月さんの奏でる音楽は、

荘厳でありながら、親しみやすさもあり、

また、展開豊かで物語性も感じます。

絵を描いている時に聴くと

全神経が美に向かうような...大変集中できます。

いま、僕にとって大変大事な音楽となっています。

前年の個展では会場のBGMに

「涙が雪になる間-Teardrop Frozen-」を使わせていただきました。

そのときに感じた親和性が心地よく

今年はさらに欲が出て...、生音を絵とともに感じたいと思い

思い切ってオファーをさせていただいた次第です。

青月さんおひとりで完全に成り立つのは明白なのですが

今回は、僕のわがままにより、拙作をバックに投影しながら

その前で弾いていただくという、自身にとって大変贅沢なスタイルで行っていただきました。

事前に送っていただいたセットリストに合わせて

映像を制作したのですが、大変楽しく、時間を忘れて作業をしていました。

結果、氏の音楽と作用し合ったとても良い共演になったと感じたのですが

ご参加された方いかがだったでしょうか...?



今回、やはり、一番初めに書いておかないとならないのは、

個展のために青月泰山さんがわざわざ書き下ろしてくださった

新曲「酔醒/エヴェイユ」についてです。

氏もお客様の前での演奏は初だったと思うのですが、

最初、程よい緊張感が会場を包んだかと思うと、柔らかいセロの音が

ふとヴェールのように降りてきて、最後の切ない大サビで鳥肌が立ち、

感動的名演でした。

(* 後日、この曲だけ演奏動画をYouTubeでアップします。お楽しみに。)

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この「酔醒/エヴェイユ」には特筆すべきことがまだあります。

地元神戸の「六甲オルゴールミュージアム」のオリジナルブランドである

「神戸オルゴール」を使用させていただいたことです。

「神戸オルゴール」は何方でもオルゴールをオーダーできる画期的製品で、
(オルゴールにするにあたっていろいろな制約はもちろんあります。)

今回、「酔醒/エヴェイユ」をオルゴールにしていただきました。

そして、館の御許可をいただき、作っていただいたオルゴールの演奏を

録音して楽曲に使用する二重のコラボレーションをしていただきました。

オルゴールミュージアム様にとっても初のことだったようですが

曲の始まりと最後に入ったオルゴールの音色を聴いていただけると

おわかりのように、大変素晴らしい音色です。

改めて、館のスタッフの方の編曲技術・制作技術の高さに驚きました。

そして、この楽曲を編曲してくださったのが、

こちらも僕の大好きな、arai tasukuさん。

前回の個展では、tasukuさんの「SIN OF CHILDREN」

青月さんのアルバムと交互にプレイさせていただいてました。

美しく退廃的、とても好みで、神戸でライブされた時に駆けつけて

一気にファンになりました。

ですから、僕にとってはまさに夢のタッグなのです。

新曲「酔醒/エヴェイユ」は、

このようにオルゴール制作、録音〜楽曲制作まで、

本当に様々な方たちの時間と技術と熱の籠った一曲です。

そんな作品を個展のために制作していただき、

演奏していただけるとは、本当に幸せ者だと思います。

心を込めて...お礼申し上げます。



演奏会は全編でおよそ1時間半位のボリュームで、

途中、僕も青月さんと短いトークをさせていただいたり...
(お客さんは青月さんを見に来ているのだから、僕はいいのだと
打ち合わせの段階で断り続けていたのに、
ステージに上げたがる青月泰山さん...エスなの?エス山さん?
...失礼しました。冗談ですよ。怒らないでくださいね。
これも、主催をたてようという氏の優しさですよね。
ありがとうございます。実際は、楽しかったです。
優しいお客さまと相槌上手の青月さんのおかげでことなきを?えました?)

素敵なセットリストでたっぷりと左ききのゴーシュの世界を堪能させていただきました。

ちらっと写真あげますね。

自身のお気に入りはこの「久遠/エタニテ」の場面転換のひと時。
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ドラマティックな演奏、格好よかったです...。

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トークの場面、楽しそうですね。

演奏会用特製オルゴール。僕がペイントして贈呈。
勿論、青。
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開催前、会場のイロリムラに幾度も足を運んでチェックを重ねましたが、

オーナー様はお忙しい中、いつも快く対応してくださり

当日も、すごくお手伝いをしてくださりました...本当に感謝申し上げます。

個展会場のギニョールさまも別会場での開催を

ご快諾くださり、当日まで宣伝に尽力してくださりました。

いつも、こちらの提案を楽しんでくださり、ありがとうございます。

そもそも、個展を開けなければ、実現できなかったことでした。

そして、当日お集まり下さった皆様へ

心からお礼申し上げます。

素晴らしい空間となったのは皆様のおかげです。

最後に、青月泰山様、スタッフの方々、

本当に本当にありがとうございました。

中秋の名月イブ。

決して忘れることのできない素敵な一夜となりました。



あ、あと、大事なことを...

今回、会場に足を運ぶことができなかった皆様へ

新曲「酔醒/エヴェイユ」のCDと

「オルゴール」の通販を準備中です。

時が来ましたら、青月泰山さんの

青月舎でご購入いただけます。

オルゴールには、おまけとして、

僕の小さな小さな絵が付いてきます。

(勿論、会場で買ってくださった方にもお付けします。)

楽しみにお待ちください。


来年も開催できるといいなぁ。

- - - omake - - -

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《Before harvest moon 》
演奏会のために描いた新作。感謝を込めて。
(お客様には、記念にこちらのポストカードをお持ち帰りいただきました。)



永井健一 拝
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by 9-romitsu | 2015-10-08 23:42 | 展示情報 | Comments(0)