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《星が瞬くから不完全な夜空》御礼その2

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日が変わる頃でした。

人の気配は無く

黒い木々も寝息をたてそうな静けさの中

仕事帰りの放心で

ゆっくりと歩いて帰っていた時

ふと見上げた夜空は

海よりも深い暗闇で

星がその存在を瞬かせていました。

いつもなら、きれいだなと眺めているはずが

その時は、星の光が邪魔だなと

思ったのでした。

自分はきっとあの星ではなくて

もっと奥に在るだろう光が届かない無数の星のひとつだから

その光を見せないでほしいと

真夜中の僕は感じたのだと思います。

星のない黒い夜空の中、闇に包まれて知る

ひとり

幾つもの星の光に照らされることで知らされる

ひとり

僕は2種類のひとりの自分を思い

少しの間、夜空を見ながら佇んだのでした。

(続く)









by 9-romitsu | 2019-09-17 01:36 | 展示情報 | Comments(0)