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繋がれた言葉は
鉛より重たく
こぼれ落ちないように
言葉の鎖は
皮膚を焦がす程熱く
ちぎれ落ちないように
今結ぶから
雨を吸った私の言葉は
染みいることのないように
結ぶから

《伝書鳩》
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by 9-romitsu
| 2009-01-27 23:41
| 詩
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年の数だけの ろうそく
ひとつひとつのボクに火を灯していく
お誕生日の儀式
ボクはあまりこれが好きじゃない
ろうそくの火を消すたびに
何かに別れを告げていく気がするから
だけど、名前の書かれたチョコレートは
やっぱり好きだな
年の数だけの ろうそく
今日も一息で消してみる
----F君、昨日は誕生日プレゼントありがとう。
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by 9-romitsu
| 2008-09-24 03:05
| 詩
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いつから こんなに 夜と仲良くなったのかな
いつもボクのことを 寝かせまい寝かせまい とするね
キミに悪気はないんだろうけどさ
なんだってそう
付き合いが長いとだいたいのナカミって
わかってくる
白桃色のランプのそばで
柔らかそうな 真っ黒の毛布を抱えて待っていたキミ
あのころボクは足跡の化石より小さくて
そんなキミが少し怖かったんだよ
野いちごのような小さな灯りは
朝日に紛れるまで残したままだったね
キミはいつボクとの遊びに飽きて帰っていくの
いまはもう 知ってるつもりだけど
あの頃は知らなかったよ
キミの帰り際は とってもきれいだってこと

《夜鳴り》by NAIKEN 2008
いつもボクのことを 寝かせまい寝かせまい とするね
キミに悪気はないんだろうけどさ
なんだってそう
付き合いが長いとだいたいのナカミって
わかってくる
白桃色のランプのそばで
柔らかそうな 真っ黒の毛布を抱えて待っていたキミ
あのころボクは足跡の化石より小さくて
そんなキミが少し怖かったんだよ
野いちごのような小さな灯りは
朝日に紛れるまで残したままだったね
キミはいつボクとの遊びに飽きて帰っていくの
いまはもう 知ってるつもりだけど
あの頃は知らなかったよ
キミの帰り際は とってもきれいだってこと

《夜鳴り》by NAIKEN 2008
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by 9-romitsu
| 2008-09-21 00:51
| 詩
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翼が空に溶けているのを見た
なんだ
どうやら大きくなりすぎたらしい
赤い赤い夕暮れを覗き込む
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by 9-romitsu
| 2008-08-26 09:03
| 詩
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